ルツェルンハウンド

まだまだこれから。

イチノミヤジ

2回生に上がる条件はありませんでした。

ので2年目から登校しなんとか卒業はできました。

仕事は顔を隠せる食品工場につきました。

大学生のする就活ではなくチラシで見つけた会社です。

自分の専攻とは全く関係がありません。

他に選択肢がなかったからです。

専攻は工学部でした。

なぜなら女性が少ないからです。

ただそれだけで決めました。

適当な理由を探して強引に自分を納得させていました。

特別やりたいことを探しませんでした。

もし見つかってしまったらそれでもその道へ挑戦することすらできずさらに悔しく惨めな思いをすることが目に見えていたからです。

たとえ何かができたとしても気持ち悪いの一言で死にたく消えたくなります。

醜いというだけで全てが奪われ壊れていきます。

その思いはずっと続き37歳になった今でもそのような考え方です。

ですが自分を押し殺し続けてきたせいなのか薬のせいなのか今は何をしたいのか何が楽しいのか分かりません。

そういう状況がまた虚しく生きることの理由を探せません。

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